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もののけ姫たたら場の場所は島根のどこ?子供がいない理由と包帯はハンセン病なのかも検証!

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人間と自然の衝突や共存をテーマにした宮崎駿監督の大人気アニメーション映画『もののけ姫』

本作には「たたら場」という村が物語のカギを握る重要な場所として登場します。

人間が自然から切り取って作ったと言われる「たたら場」のモデルとなった場所はどこなのでしょうか?

また、エボシという女性が仕切るこの「たたら場」では…女性や病人が重要人物として描かれています。

ネット上では…「子供がいない!」「病人の包帯はハンセン病?」と話題になっています。

今回は、もののけ姫たたら場の場所は島根のどこ?子供がいない理由と包帯はハンセン病なのかも検証しました。

 

もののけ姫たたら場の場所は島根のどこ?

たたら場とは砂鉄から鉄を取りだす作業を行う場所で、製鉄所のことです。

砂鉄を原料として鉄を生産するタタラ場はエボシがリーダーとなって、理想的な国を作ろうとしています。

「もののけ姫」では…森を守ろうとするサンたちと、鉄を生産するために森を破壊するたたら場のエボシたちの激しい対立が描かれています。

 

島根の○○がモデル?

たたら場のモデルは島根県の出雲にあります。

『もののけ姫』に登場するたたら場のモデルは島根県雲南市吉田町にある「菅谷たたら」と言われています。

 

もののけ姫たたら場の場所に子供がいない理由と包帯はハンセン病なのかも検証!

宮崎駿監督の作品には子供が活き活きと動き回る作品が多い中、なぜ子供がいないのでしょうか?

また、作中にハンセン病患者を描いた宮崎駿監督は…

ハンセン病療養所を訪れたことがきっかけで、「もののけ姫」の一場面にハンセン病患者を描いた。

と発言しています。

 

たたら場に子供がいないのはなぜ?

たたら場は村や集落といった規模で、しかも製鉄所です。

鉄があるということは、他国から侵略される危険性がある場所なんです!

たたら場に子供がいないのは…子供を安心して育てられる場所でないということが理由なのです。

 

病人の包帯はハンセン病?

ハンセン病とは・・・

人類の歴史上もっとも古くから知られ、恐れられてきた病気の一つ。

らい菌が主に皮膚と神経を侵す慢性の感染症ですが、治療法が確立された現代では完治する病気です。

たらら場ではこのハンセン病患者が描かれています。

作中に…エボシが「私の秘密を見せよう」と言ってアシタカを案内した場所で全身に包帯を巻いた人たちが集まて武器を作っているシーンがあります。

この全身に包帯を巻いた人たちがハンセン病患者です。

作中でハンセン病患者は…「行くあてのない私たちを受け入れてくれた!」「わしらを人として扱ってくださったただ一人の人!」「わしらの病を恐れず、わしの腐った肉を洗い、布を巻いてくれた!」とエボシについて語っています。

エボシは差別の対象となるハンセン病患者を受け入れ、人として生きていける場所を作ったのです。

 

もののけ姫たたら場の場所は島根のまとめ

今回は、もののけ姫たたら場の場所は島根どこ?子供がいない理由と包帯はハンセン病なのかを検証しました。

検証した結果、たたら場のモデルとなった場所は島根県雲南市吉田町にある「菅谷たたら」です。

また、たたら場に子供がいない理由は…製鉄所であり、侵略の恐れがある危険な場所で子供を安心して育てる環境では無いことが理由でした。

全身に包帯を巻いた人たちは、ハンセン病患者です。

「もののけ姫」は娯楽的な映画である一面とともに…たたら場を描くことによって、人間の間違った知識や差別による弱い者に対する人権侵害に対してどうあるべきかと考えさせられる作品になっています。

これからも宮崎駿監督の鉄板映画「もののけ姫」をお楽しみ下さい♪